Fra cotta Deco Diary
2017.04.15
【Enjoy Flower Life】 花から笑顔をもらう暮らし
平野 由紀子さん
植物のある日常
父が大切に育ててきたハイビスカスやプルメリア、ベンジャミン、ゴムの木が何株もあります。「面白いものを買ってきた」と言って食虫植物のウツボカズラやハエトリグサ、可愛いミニパイナップルがいた時もありました。
母は切り花が好きなので、誕生日や年中行事にはいつも綺麗な花がありました。
そんな環境で育った私は当然のように植物が好きになったのです。
素敵に花を飾りたい
いろんな花器を買ってどうしたらお洒落に見えるか格闘していましたが、なかなか自分だけの力では思うようにいかず ”何となく様になっている” 程度止まりで、いつかプロに習いたい!自分で素敵にアレンジする力をつけたい!と何年も思っていました。
秘密の花園へ
すると綺麗なお庭の写真があり、小さい頃に大好きだった本「秘密の花園」の世界がそこにあって、ここに私の求めている世界があるかもしれない!と体験レッスンをさっそく予約しました。
当日はクラッチブーケを作ったのですが、我ながら上手く作れました。今考えると完全なビギナーズラックだったのですが(笑)、先生にも褒めて頂き、完全に調子にのった私は他の教室に体験に行く事もなくフラデコに通う事を決心しました。
でもその決断は正しかったと思います。先生やお店の方も皆さん良い方で、レッスンとは別に週末に花を買いに行くのがとても楽しみになりました。
見てもらう喜び
そこで、色んな知り合いに機会があれば花束を作ったり何かアレンジさせて欲しいと声を掛けてまわりました。
そんな時昔からの友人が「こんど食事会があるのでアレンジをしてみる?」と声をかけてくださり、テーブルとエントランスのアレンジをする事になったのです。
笑顔のために
「クリスマス/赤い花/キャンドルを使う」といった具体的なイメージの時もあれば、「架け橋」「風」「輪」という抽象的なイメージテーマを頂く事もあります。
抽象的なテーマは難しいですが、元々クリエイティブな事が好きな私は、そのテーマに合うアレンジを考えている時間がとても楽しいです。頭の中に具体的なイメージが浮かんだら絵に描き起こし、どんな花を使うのが最適か考え、花を発注します。
アレンジをしている時は、私の花をきっかけに食事会の会話が弾んだら良いなと、テーブルを囲む方の笑顔を想像するようにしています。なので、実際絵に描いたものが具現化された時はとても感動しますが、それ以上に依頼主に「イメージ通り」「お客様にも喜んでいただけた」と喜んで頂いた時はとても幸せに感じます。
あくまで主役はお客様ですが、私のアレンジメントがその場の笑顔を増やす手助けになれた喜びは格別なのです。
初心と向上心を忘れずに
また最近はテーブルアレンジの他に花束や贈呈用のアレンジを依頼されることも増え、ますます花に触れ合う機会が多くなってきているので、アレンジがマンネリ化しないように、どんどん新しい事に挑戦し吸収していきたいと思っています!