Fra cotta Deco Diary
2021.01.18
花のある暮らしが叶えること
小さい頃の夢「お花屋さんになりたい」
保育園の卒園アルバムに書いた夢は、
大人になって花とはかけ離れた職に就いた後も記憶の中にありました。
“夢”といっても、生き物が好きだからとか子どもらしい理由で書いたもの。
それは実現することなく、また特に花に囲まれて過ごすわけでもなく、
まさか花がこんなに身近な存在になるとは思ってもみませんでした。
お花を習いたい!
二十歳を過ぎてから。
誕生日や仕事の節目にいただくお花、
こんなにも嬉しいものなのかと自身でも大切な人に花を贈るようになりました。その中で出会ったのがフラコッタデコです。今から6年前の2015年。
母の日に手作りのアレンジメントを
贈ろうと、自宅近所のフラワースクールを探して体験レッスンの申し込みをしました。「お花を習いたい!」そう思うのに時間はかかりませんでした。しかし、当時社会人2年目の私には習い事をする財力や体力がなく(笑)、体験レッスンから3年後の2018年にようやくスクールに通い始めることができました。
大切な人を笑顔に
そこから丸2年。
私の暮らしは花によって豊かになりました。
家にいながら生命を感じられること、季節の花を知って四季を楽しめること、
そして、私の大切な人たちを笑顔にしてくれること。
花のある暮らしがこんなにも充実しているものだと思いませんでした。
そして、まさか友人のウエディングブーケをつくる日が来るとは…!
現在Careerクラスに在籍していますが、自分がどれほど上達したか、
やっている本人にはよくわからなかったりします。
そんな中、日頃私がSNSに載せる作品を見ている友人が声を掛けてくれたのです。
「そそそんな大事なイベントに私のアレンジを!?」とプレッシャーで潰れそうでしたが、
一方で「ウエディングを依頼したいと思ってもらえるほど実力がついたんだ!」と、とても嬉しく感じました。
もちろん、頼みの綱はフラデコしかありません!
先生方は本当に親身にサポートしてくださいました。
事前にプライベートレッスンを受講したお陰で、
当日は自力でブーケをつくってラッピングをし、
無事友人の元へ届けることができました。ブーケを渡した際の友人の喜ぶ姿を見た時は
“嬉しい”より“安堵”の気持ちの方が大きかったのですが、
出来上がった写真を見ると、
私の祝福の気持ちが花と一緒に写真に残っているようで、
とても嬉しく感じました。大切な友人の記念が私にとっても一生の記念になりました。
花のある人生を
花の扱いがわかると、それは仕事にも活かせました。
広告の仕事をしている関係上、制作する広告写真に花が求められることが多いのです。
そんな時「知識があってよかった!」と思うことも度々あります。
実際に、花があるのとないのとでは仕上がりが全く違うのも事実。
“華(花)やか”という言葉があるように、
花はその場を明るくし人目を引きつけます。
特別な場所や特別な日はもちろん、
なんてことない日常に花があることで私の暮らしはとても華やぎました。
これからも花のある暮らしを続けていきたい、
花の楽しみ方・愛で方を増やしていきたい、と思っています。
■木元 なつみ(きもと なつみ)
福岡県出身。大学進学で上京し、広告代理店に就職。現在はフリーランスで編集・ライター業を行なう。
フラコッタデコと出会い、常に住まいに花がある生活に。ペットの文鳥と暮らしている。