Fra cotta Deco Diary
2018.05.23
七転び八起きしながら送るフラワー生活
志村 志保美さん
フラワースクールへの入会のきっかけ
体験レッスンは、先生のデモンストレーション後、実技を行うという流れでしたが、しっかり見ていたはずなのに完成した作品は、先生が作ったものとは大きくかけ離れた何が何だかよくわからない物体でした。
こんなに、「できない!向いていない!」と実感した出来事は今までの人生で一度もありませんでした。私はここで大きな衝撃を受けたのです。だからこそ、「どうやって人の心を感動させるフラワーアレンジって作るのだろう」と興味を持ち、挑戦したい!と入会を決意しました。
レッスンについて
しかし、不思議とスクールを辞める、レッスンを欠席するという選択肢は自分の中にありませんでした。今までに経験したことのない悔しさを克服するため、積極的に花屋を巡っては、自宅で練習することにしました。練習をしながら花に触れる機会を増やすことで、少しずつ苦手意識は、なくなってきましたが、うまく作れないことの方が圧倒的に多く、もっともっと自信が持てるように練習を重ねたいと思っています。
上手にアレンジをまとめられた時は、満足感と充実感を感じることができ、どんどん花が好きになっていきます。
オリジナルブーケで迎えた結婚式
一番心に残っている出来事として挙げられるのは、スクールに通いだし10か月経った頃に、自分の結婚式で使用するお色直し用ブーケ・ブートニア、ウェルカムボード、妹へ贈るサプライズブーケ・ヘッドドレス、両親贈呈用のリース、ナイフフラワーを自分の手で作りあげたことです。
プライベートレッスンでブーケ(造花)と両親贈呈用の造花のリースの作り方を学び、スクールと家を行き来し完成させることができました。式までに先生方は進捗状況や出来栄えを心配してくださり、何度も親身に相談にのってくださいました。
おかげさまで、結婚式当日は、カメラマンや、メイクスタッフにブーケ、ヘッドドレスを「市販のものですか?」と間違われたり、披露宴で司会者から「実は、このお色直しブーケは新婦様の手作りです」とアナウンスが入った際に、列席者から大きな驚きの声があがったりするなど、皆を驚かせるほどのレベルの作品を作り上げることができました。また、手作りリースやサプライズブーケを贈った両親や妹にはとても喜んでもらえました。
一生に一度の出来事だからこそ、満足いく式にしたい、という自分の思いを叶えることができて本当に良かったです。
挙式・披露宴を終えて・・・
私は、生花も大好きですが、造花も好きです。今回、ブーケは造花で作ったため半永久的に手元で保存することができます。手作りのブーケを見返す度に、楽しかった結婚式や頑張った日々を思い出すことができて幸せな気持ちになります。
フラコッタ・デコと出会って
私は、スクールで技術を磨き、将来は、花も人も喜ぶような作品が作れるようなフローリストになりたいです。
■プロフィール
志村 志保美(しむら しほみ)
鹿児島県出身。会社員。好きな花はスイトピー。好きなグリーンはローズゼラニウムとリョウブ。