ペタっとしない頭のために~ヤキミョウバン~

スタンド花 開店祝い

先日、開店祝いのスタンド花をお届けしました。
その時に、使ったのが「ケムリの木」=(スモークツリー)
今の季節、出ていますね。
左と右、色が違うスモークツリーを入れてボリュームをだしました。

そこで、お花屋さんフラコッタデコのワンポイントアドバイス!

スモークツリーは下処理を間違えると
飾って日が経つと、ペタっとした頭のようになってしまいます。
ボリュームが出なくて、なんだか残念な雰囲気になってしまうわけです。
ペタっとしてしまったスモークリーは、長持ちしません。

スモークツリーをキレイで長持ちさせるには、
「ヤキミョウバン」を使うことがポイントなんです。

方法ですが、
まず、スモークツリーの茎を剥いて、
茎を割ります。
そこに、ヤキミョウバンを付けて下処理完了。

簡単ですよね。
他にも、アジサイや一部のユーカリで
このヤキミョウバンを使って処理すると
長持ちします。

ヤキミョウバンはこういうもの。
yakimyoubann

通常の用途としては、
ナスや黒豆などを漬ける時に色が落ちないようにする為や、
芋や栗の煮物を作る時の煮崩れ防止として混ぜておいたり、
アク抜きとしても使用されることがあります。

また、ヤキミョウバンは、水につけると酸性になります。
雑菌は酸に弱いので、酸性になった水溶液は、殺菌作用があるわけです。

なので、ヤキミョウバンを付けた
茎を水にいれると酸性の水溶液になって、
茎から雑菌が繁殖しにくくなり
長持ちする というわけです。

小学校の理科が、
実生活にもちょっと役立つと嬉しいものですね。