走り方教室

先日、ナショナルトレーニングセンター(以下「NTC」という)という施設に行ってきました。

この施設は日本を代表する様々な競技の選手強化を目的していて、
柔道場、テニス、陸上競技、卓球、重量挙げ、バスケトボール、ハンドボール、・・・などなど
オリンピックの競技になっている種目の練習場がそろっていました。

そこで、何をしてきたかというと・・・・

オリンピアン(オリンピック出場経験者)による
「走り方教室」があるというので、参加してきました。
今回の教室は、先生はもちろん、スタッフさんはオリンピアンばかり。豪華メンバーです。

写真

子供100名の無料招待。講師は、過去3回のオリンピック出場経験を持つ青戸 慎司(あおと しんじ) 先生。
陸上短距離・ソウル、バルセロナオリンピック代表。ボブスレー・長野オリンピック代表。
陸上短距離で日本代表なのに、それから競技を転向してボブスレーでも代表になっているのには驚きました。

そこで、先生が言っていた言葉で印象的だったのが
スポーツの基本は「走ること」。
全ての競技で「走ること」が土台となっていて、早く走れると
他のスポーツも上達する、ということでした。
先生のところに、あの浅田真央ちゃんも来て計測をしたそうですが、
そのタイムを聞いて、驚きました。
50メートル7秒台です。
スポーツができる方というのは、走るのも早い!!

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写真の中央の、もう早くて顔が見えない(いや、ぶれている??)、
黒のハイソックスを履いている子が、わが子ですが
「ヨーイドン!」で走り出すと違いが見えてきました。

テニスをやっているからかスタートは結構機敏に動くのですが、
走り出して4m位からは、地面に覆いかぶさるような走り。
高く上がるというより、床と並行な走りです。
床を蹴り上げる力と「ももあげ」が足りないんだなーと感じました。

走り方教室は5つのポイントを追って順にレベルアップをしていきます。
それぞれで大切なポイントがあるのですが、
どれも知るだけではなく、何度も何度も練習をすることが大事だとおっしゃっていました。
先生は、全盛期6時間は練習をしていたそうで、
学校の授業が終わったあと、夜中まで練習練習の日々。

一つのものを成し遂げることは、簡単ではありませんが、
プロに近づくということは、
「ポイントを押さえた練習方法を行う」ことと、
「繰り返しの練習をする」ことなのだと思います。

写真 (2)

さて、こちらは、ナショナルトレーニングセンターを見学。
ここで、強化選手が汗を流しているのですね。

写真 (3)

柔道場は、世界一広いそうです。
歩くと、「ホワンホワン」といった感触。
下にバネが入っていて、相手に倒され床にお尻がついたときに痛くないようにできているそうです。

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自分が子供のころは、こういう機会やイベントには参加したことがなかったので
本当に、うらやましく思いました。
4年生のころ、早く走る子に「どうやったら早く走れるの??」と聞いて
友達から「かかとを付けないこと」と教えてもらってから、
一気にタイムが上がり、小学校高学年や中・高とリレーの選手になりました。

ちょっとしたコツを知っているか知っていない方で
スポーツが「得意」とか「不得意」になってしまう。

きっと、スポーツだけではなくて
勉強も、工作も、習字も、さらには「お花」さえも・・・・
そんなことを、強く感じた1日でした。