2025.10.13 お花を楽しむテクニック
ニシキギで楽しむ花活けテクニック
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ニシキギの魅力を知ろう
「ニシキギ」 みなさん、ご存知でしょうか?
秋になると赤や黄色に美しく染まる「ニシキギ」は、庭木としても人気ですが、枝ものとして花活けでも大活躍します。
独特の翼(よく)のある幹肌や、自然な曲線を描く枝ぶりが特徴で、活けるだけで空間にリズムと奥行きを与えてくれます。
形の変化を楽しみながら、自宅でも季節感を取り入れられるのが魅力です。
ニシキギが入荷しましたので、少し紹介させていただきます。 -
枝の表情を活かす活け方
たとえば、フラワースクールで行っている「パラレル」という活け方。
そう、キャリアクラス(2年目以上のクラス)ではパラレルを練習しますね。
ちょうど、今やっているパラレルは、枝や花を平行に並べて、風が通るような軽やかさを意識します。
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こちらは昔レッスンで作ったパラレル。スっと伸びる茎を生かした花活けです。
それを応用して、花材にニシキギを加えてみます。 -
ニシキギの枝を使い、茎のラインを整えつつ、枝そのものの曲線や動きを生かします。
まっすぐに並ぶだけではなく、枝の個性を見せることで、整然とした中にも自然の自由さを感じられるデザインになります。
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茎を美しく見せるテクニック
パラレルの基本は、茎をすっきり見せること。
花や枝の向きを揃え、余計な重なりを避けることと同時に、奥行きなども考えながら、軽やかで面白さと奥深さを表現していきます。
ニシキギの枝は形がユニークなので、茎を整えながらも枝の表情を生かすことがポイントです。少し角度を変えたり、空間を意識して配置するだけで、作品全体の印象がぐっと引き立ちます。
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季節の花と組み合わせる楽しみ方
今回のニシキギは、紅葉しておりませんが、この茎の雰囲気と紅葉がベストマッチ!枝ぶりを活かしやすいため、秋の花や葉物との組み合わせが美しいです。
ホトトギスやケイトウ、シュウメイギク、フジバカマなど、季節感のある花を添えると、色彩のコントラストや質感の違いが楽しめます。
少し工夫するだけで、シンプルながら印象的なアレンジになります。 -
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フラワースクールで体験できるテクニック
フラコッタデコのフラワーレッスンでは、「どうやったら使うの???」と悩んでしまいそうな枝や葉、花など様々な花材に触れられるのが特徴です。
つまり、ワンパターンな花材ではないのです!!
ちょっと困ってしまう、でも知っていると個性がでるような花材。
今回は、ニシキギの枝を美しく活かす方法などをレッスンしています。
もしも、この秋からお花を習ってみたいな、という方は一度体験にお越しください。茎の揃え方、枝の角度の調整、季節の花との組み合わせまで、実際に手を動かしながら学べるのが特徴です。
自然素材の魅力を引き出すテクニックを身につけると、ご自宅でも季節感のある花活けを楽しめますよ!